堺なかもず相続相談センターの
相続手続きに関する相談事例
かなもずの方より相続に関するご相談
2025年11月04日
司法書士の先生、相続手続きは大体どのくらいの時間で完了しますか?(なかもず)
私はなかもず在住の60代女性です。先日、なかもずの実家で父が亡くなったのですが、いまだ相続手続きに手をつけられずにいます。
相続に不慣れですので、手続きの進め方がよくわからないというのも理由の一つですが、私もパートタイムではありますが仕事がありますし、休みの日は義父の通院の付き添いや介護などであわただしく、なかなか相続手続きに時間を割くことができない状況です。
ひとまず相続手続きにはどのくらいの時間がかかるのか確認しておきたいので、相続手続き完了までの時間を教えていただけますでしょうか。大体の時間で構いません。(なかもず)
主な相続財産の相続手続きにかかるお時間の目安をご紹介いたします。
堺なかもず相続相談センターにお問い合わせいただきありがとうございます。
お亡くなりになった方(以下、被相続人)が所有していた生前の財産は、基本的にすべて相続の対象となり、相続人が引き継ぐことになります(一身専属権や祭祀財産などの例外をのぞく)。
主な相続財産として多くの方が引き継ぐことになり、相続手続きが必要となるのが、被相続人の名義になっている預貯金口座や、自宅や土地などの不動産などです。
これらの相続手続きの内容、必要書類、手続き完了までの一般的なお時間についてお伝えいたします。
■預貯金口座の場合
- 相続手続きの内容
取引先の金融機関にて、被相続人名義の口座を、口座を引き継ぐ人の名義へと変更する。または口座を解約し、引き出した現金を相続人同士で分け合う。 - 相続手続きに必要な主な書類
戸籍謄本一式、金融機関所定の相続届、遺産分割協議書(遺言書が無い場合)、印鑑登録証明書 など
※金融機関ごと、また、相続のご状況などにより必要書類が異なる場合があります - 手続き完了までの一般的な所要時間
書類準備期間も含めおよそ2か月弱
■不動産の相続手続き
- 相続手続きの内容
不動産の所在地を管轄する法務局にて、被相続人名義の不動産を、不動産を引き継ぐ人の名義へと変更する(相続登記の申請を行う)。 - 相続手続きに必要な主な書類
戸籍謄本一式、被相続人の住民票の除票、新たな名義人の住民票、遺産分割協議書(遺言書が無い場合)、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書 など
※相続のご状況などにより必要書類が異なる場合があります - 手続き完了までの一般的な所要時間
書類準備期間も含めおよそ2か月弱
以上が相続手続きにかかる一般的なお時間ですが、相続財産の種類や数、遺言書の有無、相続関係など、さまざまなご状況により所要時間は異なってきますので、上記はあくまでも目安としてお考えください。
たとえば、相続人の中に認知症の方がいる場合や、被相続人がご自宅に自筆の遺言書を保管していた場合などは、家庭裁判所での手続きも要しますので、そのぶんお時間がかかります。
堺なかもず相続相談センターの初回無料相談では、なかもずの皆様の個別のご事情を丁寧にお伺いし、どのような相続手続きが必要になるのか、お時間はどの程度かかる見込みかお伝えいたします。また、私どもがお手伝いした場合のサポート内容や費用もご案内させていただきます。
無料相談のその場で私どもにご依頼いただく必要はなく、一度持ち帰ってご検討いただけますので、なかもずの皆様はまずはお気軽に堺なかもず相続相談センターの初回無料相談をご利用ください。
なかもずの方より相続に関するご相談
2025年08月04日
認知症の相続人はどのように手続きを進めたらいいか司法書士の方に伺います。(なかもず)
なかもずの父が亡くなり、相続に関する手続きをやらなければならないのですが、相続人である母と私と妹の3人のうち、母が認知症です。母の症状は軽くはないので、父を看病しなければならなくなってからは施設に入ってもらっています。
相続手続きの中でも重要な遺産分割を行うにあたり、先日父の相続財産を調べました。相続財産は、なかもずの自宅と預貯金などでした。内容としてはそんなに複雑ではないので、妹とは遺産の分け方の話し合いは済みましたが、母とは話しあうことはできないため、どうしたらいいものかと困っています。家族だからと勝手に母の取り分を決めることはできないでしょうし、このような場合、どうやって相続手続きを進めれば良いのでしょうか。(なかもず)
認知症の方に代わり相続手続きを行う「成年後見制度」を検討します。
ご相談者様も懸念されているように、ご家族が認知症の方に代わって相続手続きを行うことはできません。認知症などにより判断能力が低下しているとみなされると、法律行為である遺産分割をすることができないため、このような場合は成年後見制度の利用を検討します。
成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などを患う方を保護するための制度です。相続人などが家庭裁判所に申立てをし、家庭裁判所が遺産分割を代理するための「成年後見人」に相応しい人物を選任します。選任された成年後見人が遺産分割を成立させます。
成年後見人には「未成年者、家庭裁判所で解任された法定代理人、保佐人、補助人、破産者、本人に対して訴訟をした又はしている人、その配偶者、その直系血族、行方の知れない者」を除き、誰でもなる事が出来ます。
また、親族だけでなく専門家が成年後見人となる場合や、複数名選任される場合もあります。なお、一度、成年後見人が選任されると、対象者が亡くなるまでその利用が継続します。第三者が成年後見人となった場合などは報酬を払い続けることになりますので、本当に必要かどうかを考えて法定後見制度を活用するようにしましょう。
堺なかもず相続相談センターでは、なかもずのみならず、なかもず周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。堺なかもず相続相談センターではなかもずの皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、堺なかもず相続相談センターではなかもずの地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
なかもずの皆様、ならびになかもずで相続手続きができる司法書士および事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
なかもずの方より遺産相続に関するご相談
2025年06月03日
父が危篤のため、司法書士の方に遺産相続について教えていただきたい。(なかもず)
病気でなかもずの病院に入院中の80代の父は、現在危篤状態です。先日主治医に覚悟するように言われました。もちろん家族ですので治るという希望を捨ててはいませんが、一方で現実的な事も知っておく必要があると思うようになりました。亡くなるとすぐにやらなければならないのは葬儀と遺産相続の手続きですが、葬儀については、経験のある友人に聞こうと思っています。遺産相続についてはプライベートな事なので自分で調べており、相続の流れについて専門家に伺います。(なかもず)
遺産相続の流れを簡単にご説明します。
ご家族が亡くなると、残されたご家族はやらなければならないことが非常に多く発生します。大事な方との最期の時間を余裕を持って過ごせるよう、ある程度の準備は必要です。
亡くなってからの事になりますが、まず、被相続人(故人)が遺言書を遺していないか探してください。遺言書の内容は、基本的に「法定相続分」よりも優先されます。そのため、遺言書の有無で遺産相続手続きの方法が変わりますので、まずは遺言書を探しましょう。
こちらでは、遺言書のない場合の遺産相続手続きの流れを紹介します。
①相続人調査・・・被相続人の出生から死亡まで、籍を置いたことのある全地域の戸籍を取り寄せて相続人を確定します。同時に相続人の戸籍謄本も取り寄せておきましょう。
②相続財産調査・・・被相続人の財産を調査して相続財産目録を作成します。財産には、プラス財産(現金や不動産など)だけでなくマイナス財産(借金や住宅ローンなど)も含まれるためお気を付けください。ご自宅と不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などがあるようでしたら集めておきます。
③相続方法の決定・・・遺産の相続方法には3種類あります。何もしなければ「単純承認」したことになり、プラスの財産もマイナスの財産も相続します。相続放棄や限定承認をする場合には申述期限に気を付けましょう。
④遺産分割を行う・・・相続人全員で遺産分割協議を行い、決定した内容を「遺産分割協議書」として残します。作成した遺産分割協議書は不動産の名義変更の際などに必要です。
⑤相続の名義変更・・・不動産や有価証券などは、被相続人名義からご自身へ変更しなければなりません。
遺産相続手続きは複雑で難しい分野ですので、相続の専門家にご相談いただくことをお勧めします。
堺なかもず相続相談センターでは、なかもずのみならず、なかもず周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。堺なかもず相続相談センターではなかもずの皆様のご相談に対し、司法書士が最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、堺なかもず相続相談センターではなかもずの地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
なかもずの皆様、ならびになかもずで相続手続きができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。